メディカルオンラインでの文献の探し方は？適切な方法について解説！

メディカルオンラインを知っていながら、文献の探し方がわからない方もいるでしょう。目当ての文献を見つけるには、さまざまなポイントがあります。ポイントを押さえれば、目当ての文献にアクセスできるでしょう。

今回は医療関係者で、データベースの使い方がわからない方のため、メディカルオンラインの文献所蔵のしくみを紹介します。以上を踏まえ、探すときのポイントをまとめました。これを読めば、医療文献の見つけ方がわかり、情報収集に活かせます。

メディカルオンラインで所蔵中の文献について

メディカルオンラインでは、医療文献の閲覧が基本的に有料です。本格的な検索機能を使い、目当ての情報へアクセスできます。所蔵文献に関するポイントを、以下で見ていきましょう。

文献の閲覧は基本的に有料

メディカルオンラインの文献の閲覧には、基本的にコストがかかります。たとえば個人会員の場合、月額の基本料金プランを利用可能です。ここではアブストラクトの閲覧は追加費用が無料であるものの、全文閲覧には1文献ごとに料金がかかります。そのため適正予算を考えながら、利用頻度を決めなければいけません。無料会員プランもありますが、その場合は文献の本文も見られません。一方医薬品や医療機器に関する情報は閲覧可能です。

以上からメディカルオンラインは、一定のコストを払わない限り、収集可能な情報が限られます。そのため利用には毎月の出費を見込まなければいけません。メディカルオンラインでは多くの資料が、有料での閲覧になります。月々の予算を踏まえると、閲覧予定の文献を慎重に決めなければなりません。

本格的な文献検索機能

メディカルオンラインには、本格的な文献検索機能があります。検索結果は1ページにつき、最大50件までチェックできる仕組みです。またタイトルや雑誌名、キーワードなど諸条件を細かく決められます。必要な項目を入力するだけで、目当ての情報を引き出せるでしょう。

たとえば栄養学の論文を探している場合を想定しましょう。まずは、キーワードの欄に「食物繊維 吸収」と検索してみましょう。検索結果で食物繊維と吸収機能に言及した論文が、多数見つかるかもしれません。調べたいテーマに応じて、キーワードを含む諸条件の指定が可能です。メディカルオンラインは詳細な検索が可能であるため、うまく活用すれば、目当ての文献にアクセスできるでしょう。

メディカルオンラインで文献を見つけるポイント3つ

メディカルオンラインで目当ての文献を見つけるには、さまざまなポイントがあります。まずは論文形式の把握です。続いてテーマに応じて、キーワードを正確に決めましょう。最後は検索機能の有効活用です。文献の探し方について、3つのポイントをまとめました。

論文の形式を把握する

最初のポイントは論文の形式の把握です。同じテーマでも形式によって内容が異なります。形式には原著論文やレビュー論文、症例報告などがあります。たとえば原著論文 は、新しい研究結果を報告する論文です。通常、 緒言、方法、結果、考察、結論 のセクションで構成されます。

レビュー論文は、特定のトピックに関する既存の研究をレビューする論文です。通常、 緒言、文献レビュー、結論 のセクションで構成されます。以上を踏まえて、今後の進展状況を記すこともあります。

症例報告 は、個々の患者の症例を説明する論文です。通常、 緒言、症例報告、考察、結論 のセクションで構成されます。リサーチの目的によって、選ぶべき論文の形式も違うでしょう。

調べたいキーワードを正確に決める

次のポイントはキーワードの正確な決定です。リサーチしたいものに対し、対象キーワードが外れていると、目当ての情報を見つけられません。的外れな情報しか見つからない場合は、使用中のキーワードを再精査しましょう。キーワードの内容や個数を調整していけば、目当ての情報へ近づけます。

正しいキーワードを組み合わせるには、自身の仮説を分析してください。仮説の内容を精査すれば、それを補強できるデータもわかります。求めているデータに応じて、キーワードを決めてください。正確なキーワードの決定で、目当ての論文が見つかりやすくなります。

検索機能を有効活用する

最後のポイントは、検索機能の有効活用です。メディカルオンラインにはさまざまな検索機能があります。求めている情報に合わせて、正しい使い方を実践してください。以上により、調査予定の情報について、文献を絞り込みやすくなるでしょう。

たとえば最新の医療事情を調べるなら、発行年が重要です。発行年を検索日時より5年前までに絞り込めば、最新の医療情報を手に入れやすいでしょう。ほかにもキーワードや雑誌名、タイトルなど、複数条件で絞り込めます。諸条件の指定により、入手可能な論文にアクセスしやすくなるでしょう。